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次世代のエンタメにはライブ配信が必須!

ライバー事務所の社長やライブ配信プラットフォームの内部関係者など、ライブ配信業界のトップを走る方々に「ライブ配信業界のこれから」を語っていただく連載がスタート。

記念すべき1回目のゲストは、ライバー事務所「COUPE MANAGEMENT」を運営する株式会社Coupe代表取締役のめぐみしゃちょーさん。史上最年少女性起業家としての一面も持つ彼女が、ライブ配信業界の未来をどう捉えているのか聞いてきました。

ライブ配信における必須スキルは主体性


岡田

今日はよろしくお願いします。いつ頃からライブ配信に注目されていたんですか?


めぐみしゃちょー

正確には覚えてないですが、Instagramにライブ配信機能が備わった頃だった気がします。その頃はまだライブ配信=SHOWROOMといったイメージがあり、アイドルを応援するためにファンが課金するアプリくらいのイメージでした。

でも、LINE LIVEが参入し始めたあたりから少しずつ見方が変わりましたね。日本国民の大多数が利用するLINEが注目しているということは、何か新しい波がくるかもしれないと思い始めました。



【プロフィール紹介】大学在学中に美容師とサロンモデルのマッチングサイト「Coupe」を立ち上げ、史上最年少女性起業家としてサイバーエージェント・ベンチャーズ(現サイバーエージェント・キャピタル)より出資を受ける。2018年に次世代のタレントを育成・マネジメントする「COUPE MANAGEMENT」をリリース。2019年3月にサイバーエージェントグループにジョイン。


岡田

Coupeのライブ配信事業部について教えてください。


めぐみしゃちょー

ライブ配信で最も大切なのが「自発的であること」、そして「ファンを大切にすること」だと考えています。そしてこれらは、ライブ配信だけでなく次世代のインフルエンサーとして活躍する上でマストな要件になってくるはず。




岡田

ライブ配信で培われるスキルがそこまでとは思っていませんでした…。


めぐみしゃちょー

弊社には、モデルやインフルエンサーなど、ライバーの他にも様々なタレントが所属しているのですが、専属タレントのクオリティ向上にもライブ配信事業は一役買ってくれています。ライブ配信で成功するポテンシャルを持っている人はどこでも自発的に活躍できるし、前のめりに発信できるインフルエンサーを育てるための指標になっている一面もあります。




岡田

「個人が輝く」という理念には、どのような想いがありますか?


めぐみしゃちょー

いくらでもSNSで発信できる時代なので、メディアとしての役割を果たせそうな個人がインフルエンサーとして活躍すると考えています。

事務所が全てやってくれることを期待する受け身の発想ではなく、自分でガンガン進めていける人がつまづいた時に助けるのが我々の仕事だと思っていますので、協力しあって市場を拡大していきたいです。




岡田

普段はどのようなお仕事をされているのですか?

めぐみしゃちょー

社長らしい仕事(経営的な戦略を設計したり数値目標を立てたり)よりも、撮影のディレクションやウェブサイトの構築など、現場仕事が多いです。単純に人がいないのもありますが、付き合いが長い分タレントの良さを1番わかってるのは私だと思っているので、自分にできることを突き詰めた結果、今のスタイルに落ち着きました。個々人がいかに輝けるかを考えて行動しているので、ルーティンワークもないし毎日違う仕事をしています。



毎月100時間以上×3ヶ月やったら1人は応援してくれる人ができる


岡田

たくさんのライバーさんを見てこられたと思いますが、ライブ配信に向いていない人はいますか?

めぐみしゃちょー

根気がない人は無理ですね。もともとファンがいる人は例外として、普通はゼロからのスタートです。つらい初期を乗り超えた人だけが、人気ライバーになるので挫折しない心が大事です。

また、ファンの方々とのコミュニケーションは必須です。それが苦手な人はムリなので、コミュニケーションしなくて成り立つ(非インタラクティブな)ツールで活動するのがいいと思いますよ。




岡田

伸びると感じるライバーさんの共通点を教えてください。

めぐみしゃちょー

アドバイスを素直に受け止めて、すぐに実行する人は伸びます。もちろん、ただ言われたことをやるというよりも、自分の意見もしっかりあって考えながら行動に移せるかどうかは大前提必要です。

また、ある程度の時間を避くことも必須です。3ヶ月間、毎月100時間以上やって1人もファンがつかない事はありえないし、やる気と時間があればいくらでも有名になれると思います。時間がないと言い訳する人もいますが、みんな平等に与えられた時間の中で工夫して配信する時間を捻出しているので、スキル云々の前にガッツがないと厳しいですね。




岡田

ライバーに必要なマインドセットはありますか?

めぐみしゃちょー

ファンの方に興味を持つことが大事。画面越しとはいえ相手がいるサービスなので、どんな仕事をしていて何に興味がある人なんだろう?とか相手を知ることはキーになります。




岡田

ズバリ、ライバーさんは事務所に入った方がいい?

めぐみしゃちょー

ひとりでも頑張り次第ではトップに上り詰めることは可能ですので、事務所に入らなければいけないとは思わないです。事務所サイドも、ライバーさんが所属してくれる意味を提供できなくてはならないし、最終的には事務所との相性だったりそこで働く人の人間性に帰結する気がしますよ。




岡田

現役ライバーさんが事務所を立ち上げる動きが目立っています。

めぐみしゃちょー

10~15人くらいまでなら、現役のライバーさんがマネジメントした方がうまくいくこともあると思いますが、それ以上の人数になったときに組織化や仕組み化が難しくなる気がします。規模感やフェーズによって課題も違うので、ライバーさんが事務所を立ち上げること自体は否定しませんが、スケールしたいならその道のプロと組むのが賢明だと考えています。




岡田

めぐみしゃちょーの考える「事務所のあり方」とは?

めぐみしゃちょー

これからどんどん事務所が必要とされない世の中になると思います。今後、事務所が生き残っていくためにはイマドキの若者が抱える問題(誹謗中傷の対策や、トラブル対応など)に対する解決能力が、かなりネックになるのではないでしょうか?事務所も進化し続けなければいけないですね。



今Coupeがなくなったら私はライブ配信をガチでやる


岡田

ライブ配信業界全体を見渡した時に、すでに頭打ちでは?という声もあります。

めぐみしゃちょー

ライブ配信単体で伸びるとは思いません。そもそも一生ライブ配信で食べていける層はほんの一握りですし、YouTubeやTikTokなどプラットフォームごとにコンテンツを出しわけしていくことで、スケールしていく可能性は感じています。




岡田

ライブ配信はYouTubeと比較されることも多いですが、どちらから始めた方がいいのでしょう?

めぐみしゃちょー

最終的なゴールを何にするかで違うと思います。ライブ配信は毎月100時間以上を本気でやれば数万円程度は稼げるはずですし、短期的な収益にはなりやすいです。一方で、YouTubeは中長期的に大きな利益を作ることが可能ですが、すでにレッドオーシャンですしハイリスクハイリターンかなと。複数のプラットフォームでコンテンツの出しわけをすることで、次世代のインフルエンサーに近づける気がしています。




岡田

ライブ配信は、今後どうなっていくと思いますか?

めぐみしゃちょー

私は「ライブ配信=次世代のエンターテイメント」だと考えています。これまでの一方通行なSNSでは不可能だったファンとの関係を強固にするツールとして、インフルエンサーがどんどん活用していくと予想しており、インタラクティブなエンタメがさらに増えていくと思います。




岡田

ライブ配信の魅力について一言お願いします。

めぐみしゃちょー

20~30人くらいのコアファンができるまでは修行です。一生懸命やりたい気持ちがある人は、ギフティングでゴハンが食べれるのでめっちゃ夢のある職業だと思います。私も明日coupeがなくなるってなったら一生懸命ライブ配信すると思います。それくらい可能性は秘めています。



最後の「Coupeがなくなったら私も一生懸命ライブ配信をすると思う」という発言は、個人的にかなりの名言だと感じました。

何もなくなったとしても、ライブ配信を使えば再スタートが切れる。頑張り次第で成果を出すこともできる。そんな魅力が詰まったライブ配信の未来を、これからもいろんな方と共に紐解いていきたいと思います!

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