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ライブ配信は誰もが輝ける場所

「ライブ配信を始めるなら事務所に入ったほうがいいの?」「ライバー事務所の選び方が分からない」

そんな悩みを解決するため、ライバー事務所に突撃取材をおこなう本連載。第5回目は「pino live」でライバープロデューサー兼広報を担当しながら、自身でもライバーとして活動し始めた今泉さんにお話を伺ってきました。

トップライバーへの道は傾向分析にあり


岡田

もともとライブ配信に興味があって転職されたんですか?


今泉

pino liveに入社する前は、インスタライブをたまに見る程度。働き始めてからライバーさんとMTGをしたりリスナーとして配信を見にいく中で、少しずつその魅力にハマっていきました。



【プロフィール紹介】高校卒業後、経理事務やショールームの受付、さらにはアパレル販売員/プレスなどの様々な職歴を経てpino liveに入社。現在はライバープロデューサーをメインに、広報やSNSの運用など様々な業務を担当中。


岡田

入社前と入社後でライブ配信の捉え方に変化はありましたか?


今泉

月並みな回答になりますが、奥が深いなと感じております。また、職業としてライバーの認知が広がりつつあるフェーズをリアルタイムで体感できるのはとても楽しいです。




岡田

今泉さんのお仕事についてお伺いしたいです。


今泉

対ライバーさんに関しては、新規入会者の面談、定期的なフィードバックとMTGがメインです。加えて、社外向けに広報業務やSNSの運用にも携わらせていただいており、目まぐるしい日々を送っています。




岡田

自らもライブ配信をしていると聞きました。


今泉

ライブ配信について何も知らない状態では、ライバーさんにアドバイスをすることができないと感じて始めました。

最初はとりあえずやってみようくらいの気持ちでしたが、実際にライブ配信をしてみて大事なポイントに気づくことができました。




岡田

!!?そのポイントとは?


今泉

目標や目的の共有(発信)がライブ配信においては何よりも大事だということです。声に出したり紙に書いて見せるなど方法は問いませんが、伝えない限り誰も耳を貸してくれませんし、動いてくれません。

自分の想いを言葉にすることで応援してくれる人が少なからず現れると感じましたし、発信することはかなり重要なファクターだと考えています。




岡田

実際にライブ配信をしてみてぶつかった壁や課題はありますか?また、改善策があれば教えてください。


今泉

私はもともと自分が興味のあるネイル関連の配信をしていたのですが、アイテムやコメントなどのリアクションになかなか繋がらなかったんです。

そこで、トップライバーとして活躍されている方の配信を参考にしながらBGMや効果音を使用したり、リスナーさんが反応しやすい企画作りを意識しました。



実績を出しているライバーさんには学ぶポイントが必ずあるので、真似できそうな部分を試してみるマインドが重要です


岡田

所属ライバーさんからの悩みで共通する内容はありますか?


今泉

新規リスナーの獲得に悩むライバーさんは多いです。ただ、こちらも基本的に先ほどと考え方は同じで、トップライバーさんやプラットフォーム内のトレンドと傾向を分析することで改善するのが効果的です。

例えば、活躍しているライバーさんのアイコン画像の特徴を言語化し、共通項を見つけ出す。その仮説に基づいてアイコン画像を変更した結果、新規流入に結びついたケースがあります。




岡田

なるほど。分析して真似して仮説検証を繰り返すんですね。


今泉

また、基本的なことですが時間帯の変更も有効です。夜に配信する頻度が多いライバーさんには朝に配信することを勧めてみたり。やはり時間帯によって属性の違うリスナーさんがいるのも事実なので。



ライブ配信の終着地は自己表現ではなく自己解放である


岡田

ライブ配信はどんな性格の人が向いていますか?


今泉

ライブ配信は「双方向のコミュニケーション」で成り立つコンテンツだと思うので、コミュニケーション能力がある人は向いているはずです。

ただし、ここでのコミュニケーション能力は「テンションが高い」とか「性格が明るい」よりも「リスナーさん(やその話題)に興味を持つこと」や「リアクション(表情・ジェスチャー・声)が豊富である」ことだと個人的には考えています。




岡田

難しいです…。どのような違いがあるのでしょう?


今泉

「Pococha」の運営をされている方が、「ライブ配信は自己表現ではなく自己解放だ」という言葉を使ってらっしゃったのですが、ニュアンスはそれに近い気がします。

ライブ配信を継続していくと「もっとリスナーさんのことを知りたい」という気持ちがライバーさんの中に自然と芽生えるタイミングがきます。自分を表現することだけを考えていたフェーズから、他人への興味にシフトするのが自己解放なんです。



頑張る目的が「自分のため→みんなのため」に


岡田

奥が深い…!


今泉

ライブ配信は誰もが輝ける可能性を秘めたツールだと思います。特技を披露したり発揮しやすいですし、短所や弱みさえも長所に変わりうるポテンシャルが存在している。

向き/不向きの傾向こそ多少はあるかもしれませんが、正解/不正解はない。それぞれの特性に応じた輝き方があると私は確信しています。




岡田

今泉さんが考えるライブ配信の楽しさや醍醐味とは?


今泉

大小問わず、どんな目標でも達成する瞬間を共有できる喜びや、応援してくれる存在ができることに対する達成感と安心感です。

ライバー初心者の方には小さくてもいいので目標を掲げて達成することを意識してもらっています。そうすることで、ライブ配信の楽しさに気づくことができると信じていますので。




岡田

リスナーとしてもいろんなライブ配信を見に行ったんですよね?

リスナー観点で「こういうライバーさんの配信は楽しい」と感じたことはありましたか?


今泉

もしかしたら基礎的というか単純なことかもしれないんですが、やっぱり複数回その人の配信にお邪魔した時にライバーさんが覚えていてくれたことは嬉しかったです。

もっというと、ライバーさんだけじゃなくてリスナーさんも含めて迎え入れてくれたときはシンプルに喜んじゃいました(笑)。自分の居場所があると感じることができる枠はリスナーとして楽しめる条件のひとつかもしれません。




岡田

課金もされたことはあるのでしょうか?


今泉

ありますあります!私自身がライバーとしても活動していることもあり、裏側の努力が見えた時に応援したい気持ちが芽生えます。この配信のために影でこんな努力をしたんだろうな〜って想像できるとつい…。



「ライブ配信のことならpino live」と言われるように


岡田

御社はライブ配信業界において、どのようなポジショニングを考えていますか?


今泉

今後もどんどんライブ配信プラットフォームや事務所が増加していく中で、弊社ならではの強みや所属のメリットをどんどんアピールしていきたいと考えています。

具体的にはライブコマースに注力しながら、モノを売るスキルを持ち合わせたライバーさんの育成に尽力していく予定です。




岡田

なぜライブコマースに注目しているのでしょうか?


今泉

個人の発信力や影響力がどんどん強くなっている現代において、購買も消費も今後は「人」起点がベースになっていくと考えているからです。




岡田

確かにライブ配信の特性であるエンゲージメントの高さと、ライブコマースの相性は良さそうです。


今泉

加えて、採用や育成のフロウをシステム化できるように進めてもいます。現状の組織体制だと、ライバーさんとのやりとりにどうしてもタイムラグが起きてしまったり、オンタイムでの対応が難しい場面もあるので、ライバーさん自身で自分の課題やその解決法が可視化できるようなシステムの構築を検討しています。




岡田

ライブ配信市場は今後どうなっていくと考えていますか?


今泉

ライバーもリスナーも人口が増え、新しい職業としてより注目されていくと思います。pino liveとしましては、強みを生かしてPR案件を通してライバーの活動領域を広げるために新しい事例を作って、ライバーの社会的地位向上を目指します。

ライブ配信といえばpino liveと言われる事務所として配信市場を盛り上げる存在になれるよう、今できることからコツコツ積み重ねていきたいです。



ライブ配信未経験だった今泉さんですが、マネジメントを通して蓄積された知見を活かして直近のイベントでトップの成績を収めたんだとか。pino liveに所属すれば必ずその価値を見出せると感じたので、気になる方は話だけでも聞いてみてはいかがだろうか?

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